探究活動発表会を行いました

成果発表のイメージ画像

2022年12月18日(日)に、静岡STEMアカデミーに参加している講座生、保護者、指導者及び関係者の皆さんが一同に会し、グランシップで成果発表会を開きました。

各STAGEの講座生、総勢54名が、素晴らしい会場で自分が取り組んできた探究活動の成果をプレゼンし、多くの方々に聞いていただきました。

こうした成果を発表する晴れの場を無事に迎えることができましたのは、ひとえに保護者の皆様、先生方、事務スタッフの皆様の日頃の支えがあってこそ。そして何よりも、この場に向けて粘り強く探究活動を進めてきた講座生の皆さんの努力のおかげです。この場をお借りして、深く感謝申し上げます。

STAGE 1.0の講座生は 1分間、STAGE 1.5の講座生は2分間、STAGE2.0及び研究生は、8分間の持ち時間の中で、探究活動報告をしました。【今年も市や県レベルでの各種科学論文コンクールで多くの講座生が受賞しています。今年は、【探究】【探究力】というキーワードが新聞やTVなどマスコミでも取り上げられ、これからの時代を象徴しているかのようです。学校現場でも、【主体的】で、【対話的】な【深い学び】が実践されるようになってきています。未来に向けて、何かワクワクする時代が来ているかのようです。また、【STEM】や【STEAM】という言葉も、いろいろなところで目にするようになってきました。皆さんは、まさにこの時代を切り開いていく人材の一人なのです。

静岡STEMアカデミーでは、皆さん自身が生活の中で見つけた「不思議」や、「なぜ?」の疑問を、本気になって探究してきました。その本気になって物事に取り組んで“夢中”になっているとき、皆さんには【科学的な探究能力】や、【問題解決能力】が、確かに育まれているのです。研究成果発表会という日は、それをみんなで認識し合い、次への歩みを進める第一歩にしようという探究活動記念日。

かつて、ノーベル物理学賞を受賞した朝永振一郎博士は京都の子供達に向けてこのような言葉を残しました。

”ふしぎだと思うこと
これが科学の芽です
よく観察してたしかめ、そして考えること
これが科学の茎です
そうして最後になぞがとける
これが科学の花です”

この言葉が記された直筆の色紙は、京都市青少年科学センターにあります。とても素敵な言葉です。

皆さんの探究の旅は、どこまで進みましたか。当初抱えていた“なぞ”は解けそうですか。疑問が一つ解消されると、さらに疑問が生まれてきませんか。疑問が、新たな疑問を育む…探究活動を続けることで、より深い“なぞ”を解こうと挑戦していく、新しい自分に出会えるはずです。

成果発表の日が、そんなターニングポイントになる、記念の日になることを願っています。